2014年11月12日水曜日

中野新橋 Meets 007

11/8に中野区の川島商店街で行われた、Tokyo Lantern jazzに出演した時に披露した、
『中野新橋 Meets 007』のフリップです。

川島商店街のある中野新橋の駅は、
映画007シリーズの「007は二度死ぬ」のロケ地となったことがあると発見したので、
それを皆様にご紹介するために制作。

読み上げている時、リズム隊には“007のテーマ”(の雰囲気)を演奏してもらいました。


会場は商店街の端で、ステージ前には沢山の素敵なキャンドルが!!
当日は雨が降りそうな天気だったため、機材がある場所にはテントが張られていて、
小よみは1人キャンドルの前の台に座ってやったんですよ。

縦にバンドが並ぶのも、野外なのも新鮮で楽しかった〜!!

私のセッティングはすぐ終わるので(座布団に座るのみ)周りに集まってくれた、
おばあちゃんやお子さん達と世間話を楽しめたのも印象深いです。

引力レコーズ2のインタビューで答えた、
商店街でのお祭りに出演する夢がこんなに早く叶うなんて!!!
引力レコーズさんには大大感謝です!!!!



『中野新橋 Meets 007』



ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、

中野新橋の駅は映画『007』のロケ地となった場所でもあります。

映画を見た事がない方のためにも、

本日は、フリップを使って簡単に中野新橋駅が登場するシーンをご紹介いたしますので、しばしお付き合いくださいませ!




「007」シリーズの第5作目、「007は二度死ぬ」は

東京オリンピック開催直後の東京を中心に撮影された作品で、

東京でおなじみの風景が随所に出てまいります。

中野新橋駅は日本の秘密諜報機関の地下オフィスとして登場します。



諜報機関の秘書アキに扮した日本人初のボンドガールは女優の若林映子。

中野新橋駅の階段を駆け下り、ホームを走り、ミステリアスな雰囲気を身に纏いながら、

ボンドを秘密のオフィスへと導きます。



アキがふっと立ち止まり、不敵な笑みを浮かべると、

アキを追いかけていたボンドの足下がくるりと忍者屋敷のように回転し落下!

落下した場所は滑り台になっていてボンド滑る滑る!!



滑って到着した先にはボスのタイガー田中に扮した丹波哲郎がお待ちかね。

彼の移動手段は専用の地下鉄のみ。

車両は印象的なデザインの営団地下鉄丸の内線です。

『007』シリーズ『007は二度死ぬ』。

中野新橋駅は来年には改装工事が完成する予定となっておりますので、

改装前に是非、映画をご覧いただいて、ボンドごっこを中野新橋駅でお楽しみくださいませ!








私はこの機会に初めて007シリーズを見たのだけど、
外国人の方はどんな危機的状況でも男女の触れ合いは欠かさないもんなのかな?笑

アクションもの、スパイものを見てても
中間地点(ひと騒動あったあと)にいっつも濡れ場があるよねぇ。
水戸黄門のお風呂シーンみたいなもんかしら。


ともかく、
ジェームズ・ボンドはかっこいいし、若かりし丹波哲郎もかっこいいし、
忍者出てくるし、日本人女優も素敵。
あと、オースティンパワーズの方を先に見ていたので色々感動したシーンが多数ありました。

『007は二度死ぬ』皆さんも映画を見てみてくださいね〜


2014年10月28日火曜日

ライブ告知 11/8 Tokyo Lantern jazz 〜日常にもっと、音楽との出会いを。〜 

お久しぶりです。
小よみです。

解説する噺がなくなったのでライブ告知をさせていただきます。


落語バンド小よみちぇん、なんと!!
念願の商店街のお祭りでのライブに参加させていただけることになりました!!!!!

主催は、大人気フリーペーパーを発行している引力レコーズさん。
小よみちぇんが「引力レコーズ2」でインタビューを受けたのがきっかけでお誘いいただきました。
上記のインタビューで小よみが『商店街のお祭りに出たいですね(ドヤ顔)』ということを発言していたのが実現しました!!
夢は言葉にしてみるもんだな〜。


小よみちぇんの出演は17:10から20分程度を予定しています。

今回のメンバーは、小よみ・ちぇん・タクロウの3人!
タクロウはリリコのお兄さんで、剣道着が素敵な心のやさしい筋肉質な男の子★(おじさん?)

小よみちぇんに初の男性サポートメンバーが入り、パワフルさが加わっています。


そして、なんと言っても野外です!!
落語バンドが外気に触れます!!!!!


東京行灯祭~TokyoLanternFestival〜の中でのイベントなので、
当日は商店街がランタンで照らされて綺麗でしょうね〜。


入場無料ですし、ジャズ好きな方は楽器を持参してセッションにも参加出来るみたいですよ。

※注意(主催より)
当日の飛び入り参加も歓迎ですが、セッションに参加される方は2014/10/31までにfacebookの参加ボタンを押していただけると助かります。また、いつ、何の楽器で参加されるかコメントいただけると「とても」助かります。


皆様にお会い出来ることを楽しみにしています!
遊びにいらしてねん。







以下、引力レコーズより引用
第3回「東京行灯祭~Tokyo Lantern Festival」の場をお借りして、今年もTokyo Lantern jazzを開催します!


色々な方の参加と交流を大切にしながら、みんなの「こんなのができたらいいなあ」や「こんなのがあったらいいなあ」という想いをカタチにして行くキッカケになればと思います。

お祭りを楽しみながら、音楽好きのみんなで集まって、わいわいセッションやライブを楽しみましょう!
もちろん聴きに来るだけの人も歓迎です!!

今回のテーマは「日常にもっと、音楽との出会いを」。
ジャズの演奏に加え、引力レコーズがおすすめする、自分たちの想いをもとに「1から音楽を生み出している」仲間と一緒にお届けします。

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〇開催日
2014/11/8(土) 16:00~21:00
2014/11/9(日) 16:00~21:00

※この時間内にジャズセッションも行います。
 個人でもバンドの飛び入りでも歓迎。また、
 引力レコーズが紹介するバンド演奏あり。
 詳細は順次アップしていきます。
※16時からお祭りを1から作り上げていくカタチに
 なります。みんなでお祭りを作る雰囲気を味わえます。

〇場所
中野区弥生町 川島商店街
丸ノ内線 中野新橋 徒歩10分程度
http://tokyolanternfestival.jp/index.html

〇入場無料!
※あえて言えば「交通費」

『参加方法』
当日の飛び入り参加も歓迎ですが、セッションに参加される方は2014/10/31までに参加ボタンを押していただけると助かります。また、いつ、何の楽器で参加されるかコメントいただけると「とても」助かります。

〇備考
演奏場所は、野外になります。
演奏に必要な譜面台、マイク、キーボード、アンプ類、ドラムはこちらで準備しました。ご自身の楽器がある方は、持ってきてください。
ジャズスタンダードブック等をお持ちの方はご持参ください。

〇主催
引力レコーズ
https://www.facebook.com/pages/引力レコーズ/615488571827541

Tokyo Lantern jazz


〇協力
芸術家の村
http://social-artist-village.org/

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主婦も子供も、学生も、社会人も、おじいちゃんおばあちゃんも、音楽に引き寄せられて楽しむ皆さんが主役。 川島商店街でしか味わえない音楽を是非いっしょにつくりましょう!
不明点がありましたら、お気軽にメッセージをお送りください。


2014年9月27日土曜日

素人歌手

「素人歌集」の元ネタは古典落語の『寝床』です。


寝床のあらすじ…

ある大店の旦那。面倒見もよく皆に好かれているが、たった一つの欠点は趣味の議太夫。
下手の横好きで、人を集めてはひどい声の義太夫を聞かせる始末。
今日も義太夫の会を開くが、長屋の連中は色んな理由をつけて欠席しようと奮闘する。
その状況を知り、ついに怒った旦那は住民の立ち退きまで宣言してしまう。

仕方なく旦那の機嫌をとるために義太夫の会に参加することを決めた一同は、
躍起になって酒盛りをはじめるが、酒が回っていつの間にか全員眠っている。
再び怒った旦那だったが、ただ一人だけ泣いている丁稚の定吉を見つけて上機嫌。
何処に感動したのかと、語った演目を片っ端から質問してみるが、定吉の返事は「みんなが寝ちゃって、自分の寝床が無かったんです」でサゲ。

旦那の素人芸をめぐるシチュエーションコメディ。
義太夫節とは人形浄瑠璃のバックの語りを節をつけて演じるもので、
独立して会を開き語られることもあったそう。

娘義太夫などと呼ばれる、女性が義太夫を語るものは男性に大変に人気があったとか。
(白い肌に青筋たてて語るさまがエロティックだったそうな。男って変なとこ好きだなー)






小よみちぇんの寝床は
義太夫を現代的な歌に代え、
ある大きな商店を経営している旦那が自宅であるお屋敷で、
趣味の歌(公害なほど下手くそ)のリサイタルを行っているという設定にしました。


時は昭和後期の1985年。
ファミリーコンピューターやショルダーフォン、カラオケボックスの誕生など、
日本経済が大きな転換期を迎えたバブル全盛期。


登場人物には、
国民的人気アニメのキャラクターをこっそり登場させています。






さて、
この噺は“下手の横好き”を題材にしている訳ですが…
上手くもないのに熱心だという所で、私自身にもチクリと刺さる言葉です。
あはははー痛てー


いつも、スタジオでもライブでも、こんな私で申し訳ないなぁという気持ちがある。

でも、ライブをやってちょっと気持ちよくなって、さらに「好き」とか「良かった」
なんて言われるともう一回やってみたくなる。

へんなの。

他のバンドマン達は自信たっぷりなんだろうか。



以前、フリーペーパー 引力レコーズのインタビューを受けた時に

『私は負けるのが嫌いだから勝てるところにしか行きません!』

なんて言ったことがあるのだけど、
音楽からも落語からも自分が逃げていることには薄々気がついている。

だから誰かが来てくれると何だか申し訳なくなったりして奢りたくなっちゃう。
バランスとりたくなっちゃう。



古典落語の寝床の旦那も自分が下手なのを実は気がついているから、
料理に酒に大盤振る舞いしてるのかもしれないなぁと思って聞いたら、「寝床」がとても愛しくなった。

2014年9月12日金曜日

品川ダイブ!

「品川ダイブ!」の元ネタは古典落語の「品川心中」です。

ちぇんさんの別のバンドでちぇん推しになった方が、
曲中に落語を演じる最高にかっこいい曲を教えてくれたことがきっかけでずっと題材にしたかった噺。

バンドと落語を融合させている!ということで、
小よみちぇんとリンクさせてくれたんだろうけれど…

人間椅子の『品川心中』本当にかっこいい!!!

一人の人間の頭の中だけでも人間椅子と小よみちぇんが一緒の空間にいただけでも熱が出そうですわ。





品川心中(上)のあらすじ

品川の遊廓が舞台。
人気が落ち目となった女郎・お染は季節が変わっても新しい着物(衣装)を買うお金が集められない。
金が出来ないからこの世を去ると思われないように、少々ぼんやりしている客の金蔵を道連れにして心中を仕立て上げようとする。
心中の当日、金蔵は海に飛び込むが、お染は店の衆の「金が出来た」という知らせにあっさり店に戻ってしまう。

まぁ ひどい話なんだけれど、女のプライドってやつで。うふふ




小よみちぇんの「品川ダイブ!」は女目線。
なんせこの時期の小よみちぇんのテーマがエロスでしたから、自分の欲のために男に平気へ嘘をつく、
裏切るような不二子的女性を演りたくてしょうがなかった訳です。

女目線&女ファンタジーでとても参考になったのが、
小野塚カホリ 漫画「品川心中」でした。




















カホリ先生の品川心中は胸キュンしちゃうラストです。
金蔵が可愛い。
小よみのお染は自分一番な嫌なやつですが…。


『ねぇ あたしと死んでくれないかい』
と言う時に見ているのは金蔵ではなく過去に一番人気だった自分。


私がお染だったら金蔵が一番に愛してくれても、
たぶん、綺麗で、遊廓でもう一番でいられないなら死ぬかもしない。
最後まで見栄を張って、誰かを道連れにしても。


歌パートでは「どれにしようかな♪」と歌いながらフロアの男性たちを指差し物色。

下げはライブで人の上に飛び乗ってゴロゴロ転がる“ダイブ”と“海飛び込むこと”をかけて『ダイブ疲れました』にしました。

もう女の人を演るの照れるからやらないかもしれない一席。

2014年8月28日木曜日

ダイヤモンドこわい

「ダイヤモンドこわい」の元ネタは古典落語の『まんじゅうこわい』。

まんじゅうが何故ダイヤモンドになったかというと…
マリリン・モンロー主演の「紳士は金髪がお好き」で使用されている楽曲
「ダイヤモンドは女の大親友(Diamonds Are a Girl's Best Friend)」の歌詞の世界観より。





“熱いキスだとしてもつつましいアパートの
家賃は払えないし、オートマットで食事すらできないでしょう”

あ〜言っちゃたよ!!そしてマリリンの表情がかわいい!!



冒頭は、基本の「まんじゅうこわい」の流れ。

男達が自分の怖いものを言い合っていく。
蛇に蟻に蜂…

しかし1人だけ「怖いものなんかない!」と言い張る男。
皆で詰め寄ると、しぶしぶ「まんじゅうがこわい」と言う。

面白がった仲間がたまたま持っていた大量のまんじゅうを見せて怖がらせることに成功!と思いきや、
男はまんじゅうをむしゃむしゃ食べて逃げてしまう。

手に入れた残りのまんじゅうをお土産に家に帰ってきた男は、
奥さんにも何か怖いものはないかと聞いてみることに。

考え込んでいるうちに妄想の世界に入ってしまう奥さん。
虚ろな妻の様子に驚き、男は「そんなにも怖いものを思い出したのか」と聞くと恍惚とした表情でひとこと…「ダイヤがイヤだもんど♡」



歌パートではダイヤモンドにちなんで、ザ・ベンチャーズの
『ダイヤモンド・ヘッド』のベースパートを導入。

この曲はアニメこち亀のOPになっていた女王様が歌う『渚の女王様』の方が印象深いです。
フルで聞くとダイヤモンドヘッド以外も盛り込まれていて最高です。


女王様「渚の女王様」
3:00過ぎが最高すぎるので是非聞いてほしい。いやほんと。



これを作ったころ、セクシーな女性バンドと対バンする機会が増えていました。
私も女のエロさとか出してみたい!と思い女性ものの噺を創作し始めます。
(これとあともう1個で挫折)


女性を落語で登場させて、自分以外の女性を演じるのは本当に恥ずかしい。
自分がこっそり意中の人に媚びている姿を、わざわざ高いところから見せている気分になります。

舞台の上で恋愛したり、キスとかしちゃう演劇の人に関心してしまった!


2014年8月17日日曜日

引力レコーズ2

引力レコーズ2


音楽レーベル 引力レコーズ(代表:白木裕也さん)の発行しているフリーペーパー「引力レコーズ」に小よみちぇんのインタビューが掲載されました!



引力人


引力人【いんりょく−じん】
音楽とイイ感じに付き合いながら、魅力的な活動を続ける人

場末の落語バンド 小よみちぇん
家事、育児、仕事に忙しい毎日を過ごす、ごく普通の一般女性。
でも、ただひとつ違っていたのは、奥様は落語バンドマンだったのです。(本誌より)


まぁ、こんなステキな紹介をしてくださっている!
奥様は魔女風!!
付け加えるならば奥様はアル中です。


さて、
引力レコーズの代表である白木さんとは、
眼鏡とシャツが似合う、電話口で聞きたいような深めのボイスをお持ちな爽やかなお兄さん。
白木さんの所属するバンド 発明ノマミーの企画にお呼ばれしたことがきっかけで知り合いました。


インタビューの内容は、
私が落語バンドを始めたきっかけや、活動する理由、今後の目標などについて書かれています。

お酒を飲みながらのインタビューだったので、
偉そうで勝手な事を言っているのですが…

インタビュアー白木さんの「—なるほど、続けて」
という何だかSっ気すら感じさせる返しも見物であります。
私の性格の悪さもよく出てる。
いやーん


フリーペーパーなのに、フル視聴CD付き。
フリーペーパーなのに、使用している紙はマット調でしっとりとした特殊紙。
フリーペーパーなのに、女性の小さめの鞄にもすっぽり入るコンパクトさ。

そして何より、スタイリッシュなデザイン!
(第二号の表紙はEVA弐号機をイメージしているとか)

見つけたときは是非、お手にとってじっくりと読み込んでみてください。
紹介されているバンドも音源もとってもステキですよ!




引力レコーズの主な配布先は


  • Rinky Dink Studio都内全店
【高円寺】
  • Yonchome Cafe
  • Dogberry
  • HATTIFINATT
  • Bake Crowns Cafe
  • みじんこ洞
【江古田】

  • デザイン工房虎の子屋
【下北沢】

  • ノアルイズ・レコード
  • city country city
  • Disk Union 下北沢店
  • JET SET TOKIO
  • mona records
  • 440(four forty)
  • shelter
  • MOSAiC
  • ERA
【大久保】
  • ART SPACE BAR BUENA
…etc

さらに詳しい配布場所は引力レコーズのfacebookをチェックしてみてください。
制作過程などもアップされていて面白いですよ!



2014年7月9日水曜日

小よみちぇんの交番ショー歌

「小よみちぇんの交番ショー歌」は、
大久保にあるART SPACE BAR BUENAで行われた“odoru 東京交番写真展”の、
オープニングパーティーのために考えた小林旭さんの『自動車ショー歌』の替え歌です。

odoru(おどる)さんは、
自分の人生を、取り巻く環境をおもしろおかしく変えてしまう天才バンドガール。

過去に私が、
スピーカー横で腕組みしながらお目当てのバンドをお澄ましして眺めていたようなバンギャから、
バンドをやって楽しむ側、音楽をもっと楽しむ側に連れていってくれたこと。

そして何より、
小よみちぇんが誕生する出会いのきっかけとなったのもodoruさんなのです。
偉大なる母ですね。


そんなodoruさんが撮りためた交番の写真展が2014年4月6日から1週間BUENAで行われました。



私達はその写真展のオープニングパーティーに参加!
ベースレスの“元祖小よみちぇん”スタイル。

ドラムが叩けない場所ということもあり、
「時ちぇん」ではドラムパットを使用。
そして、「小よみちぇんの交番ショー歌」のために、ちぇんさんはピアニカを演奏してくれました。

ピアノが弾ける(らしい)ちぇんさんは、
当日、五線譜に音符を書いた手書き楽譜を持ってきたので思わず尊敬してしまった!!!!
 
小よみは、歌に合わせた“めくり芸”を披露。
替え歌の歌詞を考えるために、odoruさんから展示する交番のリストをもらい、その中でもデザインのコンセプトが面白いものを選抜し、交番がある地域の名前とデザイン要素をダジャレに落とし込みました。



「小よみちぇんの交番ショー歌」


  斧おの 宇田川集合で(宇田川交番)


銀座の街にカエルんさ(銀座四丁目交番)


マッチばりなハイティーンブギ(数寄屋橋交番)


数寄屋と告白したもんだ(数寄屋橋交番)


蔵くらスカイツリーを眺めたら(蔵前二丁目交番)


二丁目のトイレで用を足す (蔵前二丁目交番の公衆トイレ)


 

ほうほうフクロウごくろうさん(池袋東口交番)


犯罪 帽子だ!ピーポくん(池袋西口交番)


ロケットランチャーをかっとばし(南大沢駅前交番)


まわりは南大沢ぎ(南大沢駅前交番)


良い柱だね 後楽さん(後楽交番)


 

〜小話『走る名人』〜


さて ここらで降板しまショー歌


それでは皆さん ありがとう





「○○がやりたいな〜」を全てちゃんと実現させてしまう人、それがodoruさん。
odoruさんの生き方を少し真似してみると日々が楽しくなる。
彼女は今度、何をやってのけるか…本当に楽しみです。



「小よみちぇんの交番ショー歌」は8:00頃から




そして、
このBARにはなんと、落語の舞台と座布団、手ぬぐい、扇子が全て用意されているのです!!

展示はもちろん、ライブペイントや落語会まで(!)幅広いイベントをほぼ毎日開催中。
またBUENAでライブやりたいな〜。

ART SPACE BAR BUENA
http://bar-buena.com/




2014年6月29日日曜日

あたま山

サポートベースのリリコと一緒に作った「あたま山」
元ネタは古典落語の『頭山』


『頭山』のストーリーは…

ケチな男が知り合いからサクランボを頂いた。
どケチなので、もったいと種まで丸呑みしてしまうと後日、頭から桜の木が生えてくる。
花が咲くと花見客が訪れ、引っこ抜いて池が出来ると今度は釣り人が訪れる。
連日客達は馬鹿騒ぎで夜も眠れない。
男は最後、自分の頭の池に飛び込んで自殺してしまう。


この、お噺自体はファンタジーでとっても好きです。
でも、どうしてもラストの“自殺”を選んでしまう部分が気に食わなくて、
私なりに『これくらい馬鹿馬鹿しいので良いじゃない』という思いを込めてアレンジしたのが、
小よみちぇんの「あたま山」。


小よみちぇんの「あたま山」では、
ハゲで面倒くさがり屋の男がサクランボの種まで食べてしまう。
すると、以前から使用していた毛生え薬の影響で頭のてっぺんから桜の木が生えてくる。
花見客に釣人、うるさくて眠れないので、毛生え薬をもらったアデランスに飛び込むと、
担当医から意外な提案が…と、いうストーリー。


この辺りから小よみちぇん噺に“地口オチ”(ダジャレオチ)が連発します。
だって一番考えやすいんだもん…あーん抜け出したい。


サポートベースのリリコは本番のみ出演で、
練習はソコラノグループの浅井さんに参加してもらいました。
(浅井さん本番前の緊急事態のため、リリコと交替)


photo by eisuke asaoka


浅井さんと私はスタジオで初対面。
バンド名は知っていたのでyoutubeやブログなどをチェック。
『いい人そうだ』という私的リサーチ結果をもとに対面したのであまり緊張感もなかったかなぁ。

コチラに合わせてくれる優しいお兄さんだったので、すぐに意気投合。
さらにセッションも得意分野とのことで新曲制作開始!
歌パートでは『かっぽれ』と『野球拳』を導入しました。


主に参考にしたのが鈴々舎馬桜さんのもの。
ルパンみたいな声がステキな方です。





「時ちぇん」のように軽い、一発目に相応しいような噺を!
と思って作ったものなので、小よみverはサラーっと終わります。



「野球拳」や「かっぽれ」など、
大人の遊びの中で唄われる“自声うた”が大好きです。

ボーカルになれない(努力しない)
楽器弾けない(努力しない)
リズム分からない(勉強しない)

そんなアホなので、自声でたりらりらんと唄える歌をキラキラステージで披露したらどうなるのか…
そんなことを考えながら歌パート部分を作っています。

ちゃんと歌えないのに歌パートを入れてしまうなんて迷惑な話ですねぇ。笑

私は、会話の途中で突然“歌が始まり世界が変わる”というミュージカル映画がけっこう好きで、
自分でもやってみたいのかもしれません。

映像はリリコver.「お菊の皿」

結局、「あたま山」はリリコのサポート時の1回しか披露していません。

photo by eisuke asaoka

そのライブが、女心を変拍子で唄うプログレッシヴロックバンド「まぼろち」の解散ライブでした。

まぼろちは、『時刻表の音楽』でおなじみの現代音楽家の萩原佳明さんのバンドで、
漫画家しりあがり寿さんがベース&作詞担当。
解散ライブということもあり、本当に沢山のお客様がいらしてました。前座、緊張した!!!

ライブの最後は全員でセッションがあり、
このイベントの“お約束”らしいのですが、私達は状況がよく分からず。
小よみ以外はステージから抜け出すタイミングを逃し、
延々と2人が大御所に紛れて演奏をし続けていてかっこ良かった!!


2014年6月27日金曜日

玩具屋問答

ベースの大内くんの趣味を参考に作った「玩具屋問答」
通称「ライダー問答」(大内くんはライブでいつも緊急事態により妹とバトンタッチしている)

お噺の元となっているのは、古典落語の『蒟蒻問答』です。

にわか坊主の蒟蒻屋が、旅僧にしかけられた禅問答のしぐさを蒟蒻の出来具合だと思い、
とんちんかんなしぐさで答えて禅僧を負かすという話。

落語なのに中盤はいっさい喋らず、
しぐさだけで登場人物2人のやりとりが進むものなので音源は少ない。

無言のやりとりを見ていても、なんのこっちゃ分からない。
しかし、落ちで「あー!」と唸ってしまう楽しい演目。





それを元に、
蒟蒻屋を玩具屋に変更。
出てくるしぐさは仮面ライダーの変身ポーズに変更したものが小よみちぇんの玩具屋問答!



私が噺を作る勢いも落ちて来た頃に作ったもので、
実は、台詞の部分を考えられなくなってきて苦し紛れに“しぐさオチ”の噺をひっぱってきたのでした。

あと、ちぇんさんとさゆりをもっと皆に自慢したかったの。
いつも曲作りでは、一通り私が落語やって「はい、曲なんかつけて」で何とかやってくれるんだもの。
本番でメンバーのこと見えないけど、
噺が飛ぶかもしれないけど楽しく出来るのは2人のおかげ。
2人ってなんてハイパー!!


出てくるライダー変身ポーズは以下の通り


  • Xライダー【仮面ライダーX】
  • 仮面ライダースーパー1【仮面ライダースーパー1
  • スカイライダー仮面ライダー(スカイライダー)
  • 仮面ライダーウィザード【仮面ライダーウィザード】
  • 仮面ライダーV3【仮面ライダーV3】
  • 1号ライダー【仮面ライダー】

ポーズは大内くんにご指導いただきましたがキレが違いました。
ついていけませんでした。笑

前期・後期とかでポーズが違ったりする作品もあるので、
自分で練習してきたものと、彼がよく知っている方が違ったりして困惑。
さらに、しぐさパートでは、各ポーズに合わせて各TVシリーズのオープニングのイントロを弾いてもらうことにしたので苦戦。ポーズの長さと曲の長さを合わす作業が約1ヶ月ほど続いたような気がします。

出来上がった後は、けっこうライブで披露していて、
変身ポーズ中のお客様の「?」という表情が後半「!」となる瞬間や、
「にやり」としてくれる瞬間をステージから見ることが出来たときは最高に気持ちが良いです。

コレよく出来てるよね。(アレンジだけど)
自分で言うよ、言っちゃうよ!

6:30あたりから「玩具屋問答」スタート
これは初披露のライブです。(後ろにいるデイリーポータルZの大北さんに目がいってしまう)

2014年6月18日水曜日

お菊の厩家事

「お菊の皿」の続編として作った幻の小よみちぇん噺(2回披露後にボツ)「お菊の厩家事」。


当時、慣れない子育てと外(旧姓で過ごす自由そうな自分がいる空想)に 呪われ、
母乳育児も終わり、朝から旦那が出かけたのを見送ってからウイスキーストレートを飲み、
進んでくるとそれをビールなどにぶち込んででキメていた、ほぼアル中状態だった頃に作ったもの。
文字にするとすごいな…笑
角瓶を2日に1本のペースだった。すごいな。
おかげさまで今では健康診断で腎臓が何年後かに危なそうなお知らせをいただく。わお。



さて、
元ネタは古典落語の『厩火事(うまやかじ)』
姉さん女房で稼ぎ頭のお埼さんが、仲人から教えてもらった孔子の故事にならい、亭主の愛を試そうと、大切な瀬戸物を割って愛を確かめる噺。

登場人物の女性役がステキ!
笑点でおなじみの歌丸さんの映像を特に参考にしました。









小よみちぇんの「お菊の厩家事」は、
結婚した後も「お菊の皿」の舞台で稼いでいるお菊さんが、亭主である元“新手のプロデューサー”の大切にしているもの(ジミ・ヘンドリックスのストラト)を壊して、亭主が自分と、大切にしているもののどっちを心配するかを試します。

演奏はプログレを目指し、手動スローモーション&エコーを導入。
歌パートは横山ホットブラザーズの「おーまーえーはーあーほーかー」を取り入れました。


しかし、上記のアル中状態だからか、
どうも自分で作った噺が入ってこず、ライブでも噺ががっつり飛ぶ始末。
2回ライブで披露した後にはボツ!!


演奏はほんとプログレでよかったんだけどね。

2014年6月17日火曜日

お菊の皿(皿やしき)

小よみちぇんの2つ目のお噺は「お菊の皿(皿やしき)」

これは元ネタも古典落語の『お菊の皿(皿屋敷)』です。
ベースとなる流れは柳家喬太郎さんのものからアレンジしています。

『お菊の皿(皿屋敷)』は古典的な怪談である皿屋敷を下敷きとしたもので、
怪談で知られる番町のお菊の幽霊が、最初は幽霊らしく振る舞いますが、見物人が増えるとお菊が調子に乗ってアイドル化してしまうという滑稽話。

柳家喬太郎さんの『レッツカウント ディッシュ★』とお菊に言わせてしまうところが、本当に面白くて大好きで 、小よみちぇんでも重要な部分でお菊に叫ばせています。




この「お菊の皿(皿やしき)」をライブで披露したのが、
小よみちぇんの2回目のライブである自主企画。
前回のデビュー企画で対バンした、太平洋不知火楽団(現在は解散)のベースである大内くんが小よみちぇんへの参加を志願してくれてメンバー入り。小よみちぇんが3人編成になりました。

私と大内くんは共通の知り合いは多いもののあまり面識もなく、私の中では“人気バンドの人気がある人”、“ロン毛の人”という認識だったので、立候補には驚き!

まだ自分でもよく分かっていない落語バンドにベースの人が入りたいと言っている。この人はどんな要素を小よみちぇんに加えたいと思ったのだろう、どんな風に小よみちぇんを変えてくれるのだろうと興味津々。でも、まだあまり親しくないので探り探り。笑
 (しかし毎回、緊急事態が起こる兄に代わり、美人な妹さゆりがライブ出演している)


そして、
ちょうどこの頃、私の妊娠が発覚。 
2回目の自主企画でライブ2回目、持ちネタ2つ、新メンバー加入という状況でバンド産休に入らなければならない状態になってしまいました。

夏祭歌舞伎町寄席フライヤー
 
もしかしたら、キラピカのステージにもう帰ってこれないかもしれない…じゃあ、私がバンドマンだったらやってみたかったことをやっておかなければ!ということで「お菊の皿」の中には、
  • コール&レスポンス
  • 口上
  • 「2階のみんなー!」というライブ感
  • ライブでよくある「(ジャーン♪タカタン)サンキュー!ありがとう」を言う
 という私の夢が詰め込まれています。



落語『お菊の皿(皿屋敷)』では、
お菊は翌日休みたいからと、 翌日の分まで皿の数を数えてしまいます。

私の場合は、産休に入る。
ならば産休分まで数えなければならない!
こんな楽しい思いをさせてくれたメンバーを始め、集まってくれたバンドやお客さん達に感謝の気持ちを伝えたい!
あとバンドマンっぽくステージからお礼を言いたい!
という気持ちを小よみちぇんの「お菊の皿(皿やしき)」のサゲとしています。

小よみちぇんの「お菊の皿」の中のお菊は私の分身です。
とても思いが強く入っているお噺。
 


実際には産休に入ってから9ヶ月後にはライブ復帰しているのですが、自分の中では2回目の自主企画が終わったらフェードアウトしてしまうつもりでした。

ライブ大好き!!!でも、まだふにゃふにゃでママがいないとどうしようもない赤ちゃんがいる。
そんでもって専業主婦。
自分は働かないで子育ても放棄してなにやってるんだろうという思いが強く、
何となく辞める口実も探していました。

今思えば、あのとき辞めなくてよかったー!!





2014年6月13日金曜日

時ちぇん

「時ちぇん」は小よみちぇんの一番最初のお噺。

2011年1月8日の小よみちぇん企画が小よみちぇんライブハウスデビュー。
 企画主の持ちネタ1曲のみ。それがこの「時ちぇん」なのです(5分弱!!)

私は前説もやったのですが、
ライブハウスで皆に注目されるのもあまり慣れていなく手が震えるのを必死になって隠したのをよく覚えています。普段はロリポップギターレッスンで上手に弾けないピアニカを持ち、にへらにへらしていたので、自分の喋りが止まると空間が止まることがすごく怖かった。

小よみちぇんの活動が開始した事と、
この無茶な企画が実現出来たのはドラムのちぇんさんのおかげ。

当時は、お客さんの顔を見て緊張しないように、
眼鏡を羽織に見立てて“噺の本題に入るときに眼鏡を外す”という事をやっていたのでフライヤーにも眼鏡をドンっと使っています。



新春歌舞伎町寄席フライヤー


さて、「時ちぇん」の元ネタのお話。
「時ちぇん」の中には、
ベースとなっている『時そば』と、少し『寿限無』が入っています。

時そば』は、
そばの勘定を巡るごまかしを目撃した男が、それにえらく感心して、自分も真似して同じことをしようという滑稽な話。

寿限無』は、
生まれた子供がいつまでも元気で長生きできるようにと考えて、とにかく「長い」ものが良いととんでもない名前を付けた、という笑い話。



昔から“数え歌”が好きなのですが、
調度その頃、コーネリアスの「Count five or six」にだだハマリしていて、
美術系専門学校の卒業制作もそのPVを作るほどでした。(でもコーネリアス詳しくない)

この“数え歌”をどうにかしてピカピカのライブハウスのステージでやれないか…
という目立ちたがり屋気質から何とかして産み出したお噺。
タイトルの「ちぇん」はもちろん、ドラムのちぇんさんの名前から。
リズムをつけてくれたのは、ちぇんさんですからね。


この噺には、私のバンドマンだったらやりたい事のひとつ
マイクを手で持ち早口で叫ぶ!
とういう、やはり当時好きだったミッッシェルガンエレファントの真似事を実現するためだけに画家のピカソのながーい名前を読み上げるシーンがあります。

ピカソの名前(クリスチャン・ネーム)は寿限無並に長い。
カタカナを叫ぶってチバユウスケみたいじゃないかという思考です。

そして、この噺に出てくる“江戸のバンドマン”は
何でも曲作りに活かしてしまうようなニート30代バンドマンをイメージしています。
バンド大好き!お金はない!でも純粋…ダメ男…好きになっちゃう。みたいな人、いますよね。
あれです。