2011年1月8日の小よみちぇん企画が小よみちぇんライブハウスデビュー。
企画主の持ちネタ1曲のみ。それがこの「時ちぇん」なのです(5分弱!!)
私は前説もやったのですが、
ライブハウスで皆に注目されるのもあまり慣れていなく手が震えるのを必死になって隠したのをよく覚えています。普段はロリポップギターレッスンで上手に弾けないピアニカを持ち、にへらにへらしていたので、自分の喋りが止まると空間が止まることがすごく怖かった。
小よみちぇんの活動が開始した事と、
この無茶な企画が実現出来たのはドラムのちぇんさんのおかげ。
当時は、お客さんの顔を見て緊張しないように、
眼鏡を羽織に見立てて“噺の本題に入るときに眼鏡を外す”という事をやっていたのでフライヤーにも眼鏡をドンっと使っています。
新春歌舞伎町寄席フライヤー |
さて、「時ちぇん」の元ネタのお話。
「時ちぇん」の中には、
ベースとなっている『時そば』と、少し『寿限無』が入っています。
『時そば』は、
そばの勘定を巡るごまかしを目撃した男が、それにえらく感心して、自分も真似して同じことをしようという滑稽な話。
『寿限無』は、
生まれた子供がいつまでも元気で長生きできるようにと考えて、とにかく「長い」ものが良いととんでもない名前を付けた、という笑い話。
昔から“数え歌”が好きなのですが、
調度その頃、コーネリアスの「Count five or six」にだだハマリしていて、
美術系専門学校の卒業制作もそのPVを作るほどでした。(でもコーネリアス詳しくない)
この“数え歌”をどうにかしてピカピカのライブハウスのステージでやれないか…
という目立ちたがり屋気質から何とかして産み出したお噺。
タイトルの「ちぇん」はもちろん、ドラムのちぇんさんの名前から。
リズムをつけてくれたのは、ちぇんさんですからね。
この噺には、私のバンドマンだったらやりたい事のひとつ
マイクを手で持ち早口で叫ぶ!
とういう、やはり当時好きだったミッッシェルガンエレファントの真似事を実現するためだけに画家のピカソのながーい名前を読み上げるシーンがあります。
ピカソの名前(クリスチャン・ネーム)は寿限無並に長い。
カタカナを叫ぶってチバユウスケみたいじゃないかという思考です。
そして、この噺に出てくる“江戸のバンドマン”は
何でも曲作りに活かしてしまうようなニート30代バンドマンをイメージしています。
バンド大好き!お金はない!でも純粋…ダメ男…好きになっちゃう。みたいな人、いますよね。
あれです。
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